OMRとOCRの違い

高精度な読み取りが可能

OMRやOCRは、光学的文字やイメージを読み取る装置のことです。
この記事では代表的な光学式読み取り装置OMRよOCRについて解説します。

OMRについて

OMRとは、決められた範囲内のマークの有無を判別する装置です。端的にいうと、「マークシート」の読み取りに使用されている読み取り装置のことを指します。
Optical mark readerを略したもので、多くの場所で使用されています。読み取る位置は固定されているものがほとんどで、使用する用紙はその位置の制約があります。
OMRで読み取ることができるものは、小さな四角形や楕円形などの桝を塗りつぶしたり、薄く印刷された部分をなぞったり、決まった部分にレ点をいれたものなどです。
国勢調査、大学入試、資格試験といった公式な場所で使われています。最近のOMRは記述式にも対応しており、イメージとして画像を読み取れるものもあります。これは記述試験にも対応できるので、今後も利用は進められていくと予想できます。

OCRについて

OCRとは、光学式読み取り装置の総称です。Optical character readerを略したもので、手書や印刷は問わず文字や数字、記号などを光学的に読み取り、事前に記憶されている情報と照合して認識します。主に、伝票処理や申込書、明細書の入力といった事務処理に使用されており、業務効率化に貢献します。多くはデータ入力などの現場で使用されています。文字認識の精度は高くなっていますが、手書きの場合は書く人の癖などもあるためいまだ100%の認識には至りません。

OMR、OCRはスキャナと違い、光を当てた反射で認識するもので、間違いが許されないっシチュエーションで利用されています。スキャナはゴミや消し残しなども読み取ってしまうので、大切な試験など人生を左右するようなときはOMR、OCRの利用をおすすめします。